04/01

FBI 高頻度取引会社を捜査へ

情報の不正利用の疑い

 かねてより株式市場や為替市場を含めた、超高速取引、いわゆる高頻度取引による超高速のコンピューター売買には問題があると指摘してきました。日本でも東証のそばに特別のサーバーがあり、そこからコロケーションサービスという通常よりも1000分の数秒早い情報が届くサービスは問題があることを指摘してきました。早い情報を有利に使ってトレーディングを行い、利益は少ないですが確実に利益を出している取引が疑われるからです。FBIはこのような他人の注文をいち早くキャッチすることで利益を出している取引について調査を行っているようです。明らかに取引所が高速取引業者を優遇しているわけです。高速取引業者は売買を膨大に繰り返す上顧客だからです。ニューヨーク州のシュナイダー司法長官は取引のスピードを制限すべきと発言しています。全く同感です。マイケル・ルイスの著書<フラッシュ・ボーイズ>では高頻度取引について八百長試合のように市場を操作していると指摘しています。
朝倉慶が経済をズバリ斬る!ASK1・月刊レポート&70分熱く語る月刊CDはこちら

トップページに戻る

ページトップに戻る