02/19

コンピュータートレーディング 資金流出中

成績不調 5000億円流出

 コンピューターによるロボットトレーディングの成績が冴えません。リーマンショック時は爆発的な利益を上げ、コンピュータートレードはどんな状況でも対応できる万能型の資産運用と思われていましたが、この数年間は他のヘッジファンドに比べて運用成績が冴えない状態が続いていました。特に昨年の成績は惨憺たる有様で、相場がいい時に運用成績が振るわないケースが相次いだのです。この状態に資金を運用してもらっている投資家の欲求不満が爆発、ついに資金の大規模な流出が始まりました。コンピュータートレーディングの代表的な会社、英国のマン・グループやブレークレスト・キャピタルの運用ファンドは昨年10-12月期は5000億円の資金流出となったのです。資金運用方法に絶対的な手法は存在しませんが、一時はブームとなったコンピュータートレ―ディングも曲がり角にきたようです。
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