09/25

7ミリ秒の謎 FOMC声明文事前情報漏えい?

FRB調査に乗り出す

 今回のFOMCでは予想に反して量的緩和縮小の見送りとなったために市場関係者は驚くとともに、相場では多くの損失を出したケースが続出したのです。ところがこの発表の7ミリ秒前、1000分の7秒前に金相場で異常な値動きがあったというのです。金相場ももちろん量的緩和縮小を織り込んでいたので、相場的には動かないと思われていました。ところがFOMCの発表では縮小がなかったわけで、それでは金相場はマネー流入が続くわけでインフレ期待で上がっていくわけです。そして実際の取引ではFOMCの発表の1000分の7秒前から金相場の急伸が始まり、何と発表直後に1オンス1300ドルが1340ドルとなったのです。明らかに情報が洩れていてある一定の投資家が先回りして金相場を買いあがったことは明らかでした。いかにして情報が漏れたのか? 報道関係者は14時きっかりになるまで報道ができないように特別な部屋で待機して厳しい管理下で報道を始めます。彼らが情報をいち早く漏らすのは不可能と見られているのです。特に今回のようなFOMCの場合は市場の予想と全く違っていたので事前にわかっていれば大儲けをできることは明らかです。今後FRBは調査を続けますが捜査機関ではないので情報漏えいを見つけ出せるかどうか疑問視されています。
朝倉慶が経済をズバリ斬る!ASK1・月刊レポート&70分熱く語る月刊CDはこちら

トップページに戻る

ページトップに戻る