04/16

金相場急落 33年ぶり大幅安

東京市場の金もサーキットブレーカー発動(一時売買停止)

 金相場が急落しています。ニューヨーク市場では140ドル安、何と33年ぶりの下落率となり、1トロイオンスが1361ドルとなりました。この動きを受けて東京市場の金も急落、10%以上下げてサーキットブレーカーが発動され、一時売買停止となりました。最近の金相場の弱さはこのホームページでも伝えてきましたが、昨日の中国の経済指標の悪化を受けて一気に急落となりました。かねてから指摘しているように足の速い資金は株や不動産に流れてきて金相場からは資金が逃げ出しています。より根本的な問題はドルの復権です、米国の金融緩和は終了が近く、そうなれば金利が上がり出し、金利が上がれば資金を金利のつかない金においておく動機が薄れ、資金が移っていくという発想です。ドルの復権が金相場に影響を与えているわけです。しかし私は、順調に世界的に景気回復がなされるとは思っていません。異常に印刷したマネーが制御のつかない暴走を起こす局面がくると思っています。その時に世界的な債券の暴落、いわゆるインフレが急速に生じてくると思っています。その発火点が日本となるでしょう。その兆候や動きが出てくるときが本当の金相場の急騰となる時です。それは本当の経済混乱のクライマックスなので、それまで時間がかかります、今はその前の段階で、今は株や不動産が物色されるときです。とりあえず株と不動産高騰の流れに乗って、資金を数倍に増やし、後の金相場の急騰に備えるという投資戦略がいいと思っています。
朝倉慶が経済をズバリ斬る!ASK1・月刊レポート&70分熱く語る月刊CDはこちら

トップページに戻る

ページトップに戻る