10/21

<何か変更があるとは考えづらい>黒田総裁追加緩和見送り示唆

衆議院財務金融委員会

 日銀総裁が国会で何度も答弁しなければならないのは日本だけの傾向です。FRBのイエレン議長も議会証言がありますが、日本ほど頻繁に議会に呼ばれることはありません。
 何度も答える方も大変だとは思いますが、ここでの答弁で金融政策の先行きを読むとは難しいでしょうが、最近は日銀も市場とのコミュニケーションを重視するようになっているので、参考にはなりそうです。
 ここで本日黒田総裁は前原民進党議員の質問に答えて<現時点で経済、物価、金融の動向は変わっていない>と述べて<すぐに何か政策的変更があるとは考えづらい>と答えました。
 先日、総括的検証を行ったばかりで当然とは思えますが、今後の追加緩和方針としてはマイナス金利の深堀りを第一に挙げています。このマイナス金利の深堀りについては評判も悪く副作用も甚大なので、余程のことが起きないととても実行できるとは思えず、今後の追加緩和は当分の間行えないと思った方がいいでしょう。
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