02/12

<債券の価値が下がることが理解されていない!> GS社長

金利上昇で債券価値は下がる! GS社長

 グレートローテーションと言って世界中で債券、いわゆる国債などから株式に資金が移動しつつあります。このことは金利上昇を意味するわけで、この金利上昇は債券価格下落、いわゆる国債価格の下落と同意語なのですが、これが一般的には理解されていません。これについて米国のゴールドマン・サックスのゲーリー・コーン社長は懸念を表しました。これは全世界的な傾向です。一般に人々はこのグレートローテーションの動き、<債券から株への動き>が国債価格の下落を引き起こし、ひいては金融機関に預けている自分の資金が目減りしていくということを理解していないのです。本当は日本の機関投資家などは深刻に日本国債の売却を考えなければならない局面なのですが、全く思考停止でそんなことを言う人も行う機関投資家もいない模様です。勇気をもってファンドマネージャーの一人が<相場の流れは変わりました。国債を売却して株や不動産を買いましょう>などと提案すれば、そのようなまともな運用者は左遷されてしまうことでしょう。こうして日本人大半の資金は大損していくのです。
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