株式市場ではVIX指数とか空売りとか、ベアファンドとか暴落に備えた投資は数多くあります。それに対して国債の暴落に備えるのは容易ではありませんでした。債券先物市場は3ヶ月で決済期日が来るために投資が難しいという側面がありました。
　今回、S&Pと大阪証券取引所が共同開発して＜日本国債VIX指数＞が開発されたということです。これですと日本国債の市場が大荒れになった場合は暴騰しますので、日本国債暴落時の備えになります。今までは日本国債暴落に備える適当な投資主体がなかったのですが、この＜日本国債VIX指数＞が上場すれば商いも盛り上がって国債市場の新たな人気化（買いでも売りでも）の火付け役になるかもしれません。将来の日本国債の暴落は必至でしょうから、この＜日本国債VIX指数＞の登場は投資家にとっては待望の投資主体ができたというところでしょう。