04/07

<ナチス占領の賠償請求額36兆円強>ギリシア財務次官

チプラス首相8日訪露(デフォルト宣言?)

 6日、ギリシアの財務次官はナチスドイツによる占領でギリシアがドイツに受けた損害に対する賠償額は日本円で36兆円強と述べています。この額が微妙にギリシアの債務額と一致しているところが興味深いところです。
 チプラス首相は議会に委員会を発足させ、賠償請求に対しての作業を進めていましたが、賠償請求を求める方針と伝えられています。一方でギリシアのバルファキス財務大臣は米国で9日にIMFに対しての融資は返済すると明言しましたが、その財源はまだはっきりしていません。8日のギリシアの短期国債の入札で資金手当てを行うようです。入札が不調ならどうなるのかはっきりしません。
 一方でチプラス首相は8日、訪ロします、プーチン・チプラス会談が開かれます。仮にギリシアがデフォルトしたければここで<デフォルト宣言>する手もあるでしょう。ギリシア問題は先行きの予想が難しいですが、ギリシア政府がこのまますんなりEU側と妥協して緊縮策を受け入れ、ハッピーエンドとはいかないと思います。
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