ロシア 消費者は可処分所得の半分が食費に
外貨準備は1年で3割弱減少
強気で欧米諸国に対応しているロシアですが、インフレが酷くなって止まらなくなってきているようです。ロシアの銀行の推計では年末までにロシアの消費者はインフレの進行とルーブル安によって、可処分所得の半分は食費に回すようになるということです。
ロシアは断続的に為替市場にも介入していますが、外貨準備の減少は著しく昨年の4900億ドルから今年は3600億ドルとなり3割弱減少しています。恐ろしいほどの速度での減少です。
ロシアは外貨準備が旺盛なので破たんすることはないと言われていますが国家の破たん確率を示すCDSは480ポイントと破たん確率はおよそ25%の水準です。ロシアの先行きは暗澹としているとしかいいようがありません。