イスラム国 恐るべき資金力
稼ぐテロ集団
米国をはじめ欧米諸国や湾岸諸国も含めて<イスラム国>には手を焼いています。何といっても<イスラム国>の資金力は今までのテログループとはけた違いです。
イラクの油田を抑え、強奪、密輸、支配地域の課税など恐怖政治を行ってイスラム国は1日あたり200万ドル(約2億800万円)の収入を得ているというのです。
カタールの研究所によるとイスラム国はイラクで油田を7か所、シリアでも油田を6か所手中にしているということです。
既にイラク、シリア周辺で日本の面積に匹敵する地域を支配下に置いているということです。これだけ広範囲に広がり、住民の中に入り込んでいるとなると、米国がピンポイント的に空爆したとしても、その力を無力化するのは難しいとしか言いようがありません。
元々シリアの反政府勢力を支援するために湾岸諸国が膨大な資金と軍事的な援助を行ってきたつけがこの<化け物>を作り出したと言えるでしょう。
反アサド政権支援で昨年は空爆まで検討していた米国がシリア内でイスラム国の勢力に空爆を行うか検討しているというもの、皮肉としか言いようがありません。