04/17
中国国債格下げ(ムーディズ)
地方債務がブラックボックス
中国の経済統計に疑惑が出てきている話は指摘してきましたが、中国の統計をみる場合、最も注意すべきは、地方債務の問題と言われています。実体を明らかにしていないからです。これはリーマンショック後、中国は日本円にして60兆円に上る公共投資をすることで経済復活を成し遂げたわけですが、このときからの地方政府の借入額は60兆円などという額ではなく200兆円を超えると言われています。これらは全て地方政府が投資会社を作って銀行に融資させて行ったものです。この膨大な投資ですが、全国的に不動産価格が上昇している間は問題が表面化しなかったものの、ここにきて膨大な不良債権になっていると見られています。その額がはっきりしません。この問題の解決が難しいという見方が急速に広がってきています。フィッチが9日に格付けを引き下げ、ムーディズも16日見通しを引き下げてきました。株価をみるとわかりますが中国の実体を示す上海総合指数は全く浮揚力がありません。高値の3分の1近くで低迷しています。中国経済内部に目には見えない深刻な問題があると思っていた方がいいでしょう。格付け会社がここにきて中国への見方を方向転換していることは要注意です。