05/22
ユーロ圏 マイナス金利の模索
ドラギ総裁<マイナス金利排除しない>
ユーロ圏でのマイナス金利の適用が現実味を帯びてくる可能性がでてきているようです。ユーロ圏では加盟国が多数ある関係で日米英のようにいわゆる量的緩和政策を取ることができません。日米英でしたら中央銀行が民間銀行から国債を購入するという量的緩和政策が可能ですが、ユーロ圏ではECBはドイツの国債もギリシアやイタリアの国債も同じように購入というわけにもいかないでしょう。その為ユーロ圏では民間の銀行がECBに預け入れしている資金について、金利をマイナスにして資金が民間経済に行き渡るようにしようとする試みが考えられているのです。日本でも日銀が民間銀行が日銀に預けている当座預金に対してマイナス金利を適用するという案も出されていますが、実現にはなっていません。ユーロ圏は6期連続マイナス成長となり、しかも量的緩和政策も取れず、金利もゼロに限りなく近づいているので、いよいよ中央銀行による民間銀行預け入れ資金のマイナス金利適用が実現される可能性がでてきているのです。これは歴史的にも初めてのことですからどのようなことになっていくのか、興味がもたれています。今回の日銀の異次元緩和も壮大な実験ですが、同じくこのECBによるマイナス金利適用も、もし実行されれば壮大な実験です。ECBの今後の出方が見ものです。