06/05
ピムコの旗艦ファンド 資金流出中
ビル・グロス(ピムコCEO) 栄光に陰りか?
世界ナンバー1の債券運用会社ピムコのCEOビル・グロスの旗艦ファンド、トータル・リターン・ファンドから資金の流出が始まりました。グロスは4/29に債券相場は天井を打ったと発言しています。一方でグロスの旗艦ファンドの運用成績は5月はマイナス1.9%となりました。ピムコはどうしても債券専門の運用会社ですから、このデフレからインフレの流れの中で、債券投資の買い付けで利益を出すということは極めて難しくなってきたものと思います。5月の米国債相場は2%下がっていますので、グロスのファンドも1.9%の下げとなっているわけです。グロスは1970年台に米国債の空売りで名を上げました。今回は当時と違ってグロスは投資家として余りに大きくなりすぎて、自ら1970年台のように米国債の空売りを仕掛けるのは難しいと思います。グロス自身はいよいよ債券から株へと世界的なグレートローテーションが始まってきたことを意識していると思います。その中でピムコという債券専門の運用会社をどのようにソフトランディングさせていくのか、グロス自らが債券相場は天井を打ったと公言している中で、100兆円という巨額の債券を保有するピムコの資産運用方針が注目されるところです。