08/22
新興国の混乱は常態化へ
新興国からの資金引き揚げ続く
インドやインドネシア、タイやブラジルなどを含めて今まで世界の経済をけん引すると見られていた新興国からの資金流出は留まるどころかかえって加速がついて、市場は波乱の度を深めています。インドの通貨やインドネシアやブラジルの通貨安は収まりませんし、新興国市場各国の株式市場の下落も止まりません。今後米国の量的緩和縮小による米国金利の上昇から世界的な資金のドルへの回帰が続くと思われますが、その中で新興国からの資金流出は続き、結果的に新興国の経済成長の減速は免れないでしょう。問題はこのことが新興国の政治的な混乱を引き起こす可能性が高いということです。既にトルコやブラジルなどデモが頻繁に起こるようになっていますが、今後更なる経済減速が起これば政治の混乱は収拾がつかなくなってくる可能性もあります。今後はこれらインド、インドネシア、タイ、ブラジル、トルコなど政治的な混乱が増してくることでしょう。そしていずれ中国までも大きな混乱に陥る可能性も否定できません。新興国の不確実性と混乱は米国の金融政策の転換を契機として<常態化>していくものと思います。