09/02
中国8月PMI(製造業購買担当者指数)51.0
1年4か月ぶり高水準
最近になって中国経済の指標の好転が相次いでいます。先月発表になったHSBCが発表した7月のPMIも予想の48ポイントを上回る50ポイント台となり、節目の50を超えていました。そして本日発表された数字も1年4ヶ月ぶりの高水準です。これらの統計結果とみると中国経済は巷の懸念とは違って、意外に回復基調にあるのではないか、という見方が急速に広がっています。しかし私は中国のこの直近の統計で中国経済が回復しつつあるという見方は余りに短絡的と思います。現状で一時的にPMIが上昇していたにしても、これが今後のトレンドになっていくとは思えません。やはりシャドーバンクの問題は大きく、中国では経済成長を遥かに上回る資金需要が起き、それを高利回りの理財商品が埋めている段階です。中国の各銀行も理財商品の販売を大幅に拡大させています。既に欧米の調査機関から中国の資金需要は金利支払いによるものである、というレポートが出てきています。金利支払いが爆発的に増え、それが加速度を増しているような経済が順調に進むとは思えません。新興国の不振も中国の商品需要が落ちてきたからです。中国の最近の統計をみて楽観的になるのは危険でしょう。