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米政府 GM株全株を売却
GM 5年ぶりに公的救済から脱却へ
リーマンショック後、米国政府は大手金融機関やAIGやGM、並びにフレディマック、ファニーメイなどに次々に公的資金を投入して危機回避を図ってきました。大手金融については1年も経たずに全額の返済を受けましたが、AIGやGMについては投入した額も膨大であり、返済までに時間がかかっていました。12/9に米財務省はGM株を全株売却したことを発表、これによって米政府は資金を回収、GMは公的救済から脱しました。米政府がGMに投入した資金は500億ドルでしたが、GM株を売却して返済された資金は390億ドルです。米政府は110億ドル、日本円にして1兆1000億円の損失を出しました、これは納税者の負担となるわけです。しかしながら同じく公的資金を投入した大手銀行やAIGについては投入した額よりも大きな額の回収に成功してきました。全体としてみると公的資金投入のスキームは成功だったと言えるでしょう。こうしてリーマンショックから5年経って、ここで米政府がGM株の全株売却を遂げたことにより、ある意味、リーマンショックの後始末は完全に終わったと言えるかもしれません。今後はいよいよ経済の正常化、そして、その後は有り余った資金が引き起こすインフレ到来へと向かっていきそうです。