12/13
天然ガス価格上昇中
1単位当たり 4.3ドル(7か月ぶりの高値)
世界的に見て商品市場は低迷状態で、石油、銅、鉄鉱石、アルミ、そして金相場までも冴えない動きを続けています。資産ベースでみると株式市場の一人勝ちがはっきりしている状況で、商品相場については来年の見通しも良くありません。その中で独歩高で上昇し続けるのが天然ガスの相場です、天然ガス相場はニューヨーク市場で本日、1単位当たり4.3ドル台まで上昇、7か月ぶりの高値となりました。直接的には在庫が急減してきているうえに米国で気温低下予想がでてきているのが主因です。米国ではシェールガスの産出が拡大基調ですから、天然ガス価格は下がる一方と見られていましたがそうでもないようです。やはり日本をはじめとして韓国、中国などの巨大な需要が発生してきていることが天然ガスの世界的な価格に影響を与えているようです。こうなると日本としては特に苦しい状態に陥っていきます。円安が進み、103.74円を突破し、本年の安値に踊り出そうな勢いですが、基本的に貿易赤字の拡大が止まらないことが原因です。その貿易赤字の最も大きなところが燃料の輸入で、天然ガスの輸入代金の増加が一番大きいわけです。他の商品市況と違って、天然ガスの価格だけが上昇するわけですから、日本としてはたまりません。今後もこの状況はつづくと思った方がよく、結果として円安模様と物価上昇の波は加速していくことでしょう。