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中国 米国債保有10月に大幅拡大
10月の購入は海外勢で最大
今年10月、米国議会は大混乱になりました。債務上限引き上げの問題で共和党と民主党の妥協が成立せず、ついに政府機関閉鎖に追い込まれたのです。わずか2か月前のことですから多くの人の記憶に残っていることと思います。その時に国家として非難を強めていたのは中国でした。中国の政府関係者は米国に<米国債の価値を保つため早く両党は対立をやめるべき>と公然と批判していました。この強い批判のトーンから市場では中国はことによっては米国債を売却する可能性がある、と懸念されていたのです。ところがここで明らかになってきたことは、この10月に中国が大量の米国債を買い増ししていたという事実です。中国は米国を非難して米国債の価値が減価することに苦言を呈しながら、一方で問題はいずれ解決するとみて、ちゃっかり米国債の購入を拡大させていたのです。これこそ投資家としての表と裏の顔の使い分けです。全くしたたかな中国の投資方針です。