02/24
G20 新興国、先進国の対立回避
5年で2%以上の成長目標底上げ
G20は無難に終了し、共同声明として<5年で2%以上の成長目標の底上げ>を明記しました。事前の予想では、米国の量的緩和縮小政策で資金流出が目立つ新興国から、米国の政策に対しての苦言が出て、これが新興国、先進国の対立を際立たせる結果になるのでは、という懸念がありました。ところが今回のG20ではそのような新興国、先進国の深刻な対立は生じませんでした。これは多分に新興国、先進国もこの問題を協議してもお互いの立場の違いが明らかになるだけで、かえって問題に焦点をあて、市場を混乱させる可能性が高い、と懸念したからと思われます。問題解決に至る道筋を示せないのであれば、今、市場が落ち着いてきたのだから敢えて対立点に焦点を当てる必要はないということだと思います。かえって2%成長底上げ目標のような、新興国、先進国共々納得できるような目標を設定して、協調を演出できる方が得策と考えたものと思われます。