03/05
<ロシアは新たな冷戦を戦うことはできない>フィナンシャル・タイムズ
資本逃避は痛手
英、経済誌フィナンシャルタイムズは今回のロシアのウクライナへの強硬姿勢についてロシアは<新たな冷戦を戦うことはできない>としてかつての冷戦時代との環境の違いを指摘しました。金融的に世界的なシステムに組み入れられているために、ロシアが市場から手痛いしっぺ返しを受けることを指摘しています。かつて冷戦時代、1968年ソ連(旧ロシア)はチェコスロバキヤに軍事侵攻、<プラハの春>と呼ばれていますが、この時はチェコの民主化を軍事力で押さえつけました。この時はソ連に株式市場はありませんでした。ですから軍事侵攻で株が下がることもなかったわけです、ところが今回はロシア株は暴落、為替もロシア国債も暴落です。このようにロシアは大きな代償を払いましたが、<プラハの春>当時は軍事侵攻が当時のソ連に壊滅的な経済危機を与えることはなかったのです。現在はロシアは経済制裁を受けず、実質的な経済的な制裁を受けた形です。これは以前の冷戦時代と違って世界がシステム的に深く結びついてしまったために起こっていることです。フィナイシャルタイムズはこういった観点からロシアは新たな冷戦を戦うことはできない、としています。そして今回の問題でロシアの富豪も国民も実質的に膨大な資産を失ったこととなったと指摘しています。