05/02
ピムコ(世界最大の債券運用会社) 資産流出続く
債券相場の逆風が響く
世界最大の債券運用会社、米国のピムコからの資金流出が止まりません。ピムコのCEOであるカリスマ的な<債券王>と言われてきた、ビル・グロスが運用する旗艦ファンド<トータル・リターン・ファンド>からの資金流出は4月も31億ドルと止まらず、12ヶ月連続の流出となりました。昨年5月流出が始まってから累計で553億ドル、日本円にして5兆6000億円近い資金が引き出されています。米国には資金運用額が5兆5000億円を超えるファンドは24しかないということで、このような多額の資金流出が短期間で起こるのは異常ということです。ピムコはビル・グロスと元IMFの元理事であったモハメド・エラリアンの両CEOを看板スターにして運営していましたが、この二人の内紛を話題となっていて、エラリアン氏はピムコから退社となりました。この辺のイメージ悪化も影響していると思われますが、基本的に債券相場が下降局面に入って儲からなくなって、ビル・グロスと言えども儲けることが難しくなった現状を写していると思います。世界的にも国債や社債を扱う債券専門会社は債券相場の歴史的な下降相場入り(金利上昇)の波から苦しい局面に入っているわけで、この状況は好転しないと思われます。