05/28
<日本型デフレのリスクの広がり>クルーグマン教授
<インフレ率2%目標は低すぎる>
ノーベル賞受賞者で大胆な発言で知られるクルーグマン、プリンストン大学教授ですが、ECBや他の中銀の2%のインフレ目標は低すぎると警告を発しています。クルーグマン教授はECB主催の会合でECBのドラギ総裁の目の前で<我々は皆、日本が1990年に直面したような状況にある>として、ECBが低すぎるインフレ率を口実にして行動を起こさない事について<自己満足の罠>と評しました。現実にユーロ圏においてはインフレ目標が低すぎるため南欧諸国のような問題国の経済調整が難しくなっていると指摘しています。一方のドラギ総裁などECB幹部は現在のインフレ率2%目標は妥当というスタンスです。クルーグマン教授からすると、だからゼロ金利下で5年も経過しても低成長から脱せないと言いたいようです。しかしこの世界のあたらな低成長局面という理論はサマーズ元財務長官も発言しています。今後も経済界で論争が続きそうです。