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06/30

出口戦略は多難か? BISが指摘

<実行を先延ばしにすべきでない>
 BIS(国際決済銀行)は年次報告で、現在世界中で行われている異例の金融緩和策からの出口戦略は困難を極めるだろうが、先延ばしにすべきではない、と指摘しました。
 実際、世界中で異例の金融緩和策が行われていますが、これほどの緩和策は過去に例がないので、当然、この政策から脱する、出口政策は困難を極めると予想されているわけです。
 世界中で今まで緩和策や、緩和を行うことによる効果については、様々な論文なり検証がなされてきましたが、この緩和策から脱出する出口政策については一つの論文もありません。
 全く未知数なのです、常識的に考えても、これだけ大きく膨らんだ中央銀行のバランスシートを縮小する手立てはないと思います。
 米国でもここまで買い続けた米国債や住宅ローン担保証券については、市場で売却する予定はなく、償還を待つ戦略と思います。それでもあまりに膨らみすぎたバランスシートは何十年もかからなければ正常化に至らないのは明らかです。
 BISはこのことについては詳しく言及していませんが、出口政策の困難さについては<前途多難>と指摘しています。
 そのうえで<実行は先延ばしにすべきでない>としていますが、特に日本の場合は量的緩和の最中であり、バランスシートの拡大も他の中銀を圧倒しています。
 日本の場合は出口はないことは明らかで、最終的なインフレ爆発は免れることはないでしょう。
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