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07/11

欧州CDSの不穏な動き

ポルトガルCDS1昨日に急騰
 本日欧州市場は大荒れとなりました。ポルトガル第2位の銀行エスピリト・サントス銀行の親会社が債務不履行となって、金融不安の連鎖が懸念されたからです。
 ニューヨークダウも一時180ドル急落する場面もありました。
 一方で実は1昨日から欧州各国のCDSは不穏な動きをし始めていたのです。ポルトガルのCDSは146ポイントから201ポイントへ、またスペインのCDSは66ポイントから79ポイントへ、イタリアのCDSは90から101へと急騰です。1昨日の段階では何の報道もなく不思議な急騰でした。
 それが一夜明けた本日、エスピリト・サントス銀行の問題が大々的に発覚したのです。明らかにこの問題が発覚することを事前に知っていた投資家がCDSを買いあがっていたことは明らかです。
 その証拠にポルトガルのCDSは本日はこれだけの大問題が起こったにも関わらず201ポイントから203ポイントへ2ポイント上がっただけ、イタリアのCDSは4ポイント下げ、スペインのCDSも4ポイント下げています。
 問題発覚前に上がり、問題が発覚したら下がるという不自然な動きです。これこそ典型的なインサイダー取引と言えるでしょう。しかしCDSのようなプロが扱う市場でプロがインサイダーの証拠を残すわけがありません、状況証拠はいくらでもありますが、インサイダー取引の摘発は至難の業なのです。
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