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02/23

ECB国債買い入れに苦慮?

<売り手がいない!>
 いよいよECBによる量的緩和政策、域内の国債をECBが来年秋までに約140兆円購入するという政策が始まるわけですが、市場では早くも先行きに黄信号が点滅しています。
 とにかく売り手がいないのです。確かにECBが域内の国債を購入すれば、現在金利は最低水準(価格史上最高値)なので、売ったところは大儲けできるはずです。ところがユーロ圏の銀行や機関投資家にとって、国債を売却して何を買うかが問題なのです。
 たとえば、日本のように銀行が日銀に国債を売却して、その資金を日銀の当座預金に入れておけば、自然に金利が0.1%ほどつきます。ところが欧州ではECBが当座預金にマイナス金利を適用しているために、仮に国債を売却した資金をECBに置いていては金利を取られてしまいます。となると売る方としては何かを購入する予定がなければ簡単に国債を売却することができないでしょう。
 国債を売却して他の国債を購入するくらいなら、今までの国債を保有している方が合理的です。域内は景気が盛り上がらず資金を投入するところがありません。
 こう考えると、ユーロ圏ではこの量的緩和政策の遂行で予想以上の金利低下、マイナス金利への動きが強まる可能性があります。ドイツ国債10年物などの金利がマイナスになるのは時間の問題と思えます。
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