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02/27

黒田日銀総裁 共産党議員の質問に苦慮

<趣旨はよく理解した>
 昨日の参議院財政金融委員会で共産党議員の質問に対して黒田総裁が答えに苦慮している場面がありました。
 共産党の大門議員は黒田総裁に対して<昨年10月の追加緩和前後に景気認識が急変したのはどういうことか!>と追及したのです。当時、黒田総裁は景気は順調に推移しているという言動を繰り返していました。市場は黒田総裁の発言を信用して全く追加緩和を予想していなかったのです。追加緩和は行われた昨年10月30日の2日前にも国会において黒田総裁は景気が順調に推移という見解を披露して追加緩和などあり得ないという認識を世間に示していました。
 ところがその2日後、急変して追加緩和を実行したのです。これには虚を突かれた市場は大混乱となって株高、円安が一気に進みました。これは日銀、黒田総裁側の追加緩和を効果的にするための演出だとと思われます。
 市場の評価は悪くなかったのですが、問題は国会を軽視していたということです。追加緩和の2日前と追加緩和した10月30日、わずか2日間で景気認識が変わったとはどういうことか! と大門議員に追究されたのです。この大門議員の見解は当然で、明らかに黒田日銀総裁は国会を軽視して追加緩和観測を巧みに打ち消して、緩和の効果を最大限に発揮しようとしていたわけです。
 この一連の黒田日銀総裁の姿勢は仮に米国であれば許されないケースです。完全に国会をなめている、軽視しているという風に糾弾されることは必至です。今回日本で初めて昨年の追加緩和の経緯に対しての追及がなされましたが、それを行ったのが共産党議員というところが如何にも日本の議員の経済に対しての認識なり勉強不足ということを感じさせます。追加緩和自体は評判のいい政策だったわけですが、それを行った経緯をみると、普通なら今回の大門議員のように当時のいきさつについて議員が怒ってもおかしくないケースだったと思います。
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