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03/10

国債保有には追加資本必要に?

バーゼル委員会で議論(金利上昇懸念に備える)
 本日銀行株が軟調な動きとなっています。これは世界の金融当局でつくるバーゼル銀行委員会で、銀行が保有する国債に対して自己資本の積み増しを求める案が議論され始めたからです。
 仮に現在バーゼルで議論されているように国債にも一定のリスクがあるとみなされ、追加の資本を積む必要があるとなれば、日本の銀行はまだ膨大な日本国債を保有していますので、これを売却するか、資本を増強するかの選択を迫られることとなります。
 バーゼルの指摘はある意味当然です。今まで国債はリスクフリーといって国債を保有していれば安全というわけで、追加的な資本を積み増す必要はありませんでした。しかし既に国債金利はマイナスにまで入り(価格高騰)、明らかに歴史的な高値となっています。今後金利が上がれば国債価格は急落して、銀行が巨額の損失を被るのは明らかです。その日はいつかやってきます。ですからその日に備えるために銀行の資本を健全化しようという動きです。
 しかし、日本の場合は欧米などと違ってまだ銀行の国債の保有額が大きすぎます。これがいきなり法制を変えられては国債が一気に売られることとなります。もっとも現在は日銀が大量購入中ですが、いずれにしても今後国債を危険資産とみなす傾向は世界の金融の中で強まっていくことでしょう。
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